東南アジアで上位3カ国に食い込む?ベトナムの仮想通貨事情

現在、ビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨の人気は世界的に衰える気配はありません。そんな中、東南アジア・ベトナムも同様に「ビットコイン投資家」が急増しているといいます。同国における仮想通貨ビットコインの取引をする投資家の人数は、実に7万人にも上っているそうです。2016年は約3万人、2017年は約6万人だったため、急増している様子がわかります。

東南アジアで上位3カ国に食い込むベトナム

世界的に有名であり中国最大手の「Huobi(フォビ)」が香港を拠点とし始めた、「Huobi Pro(フォビ プロ)」の責任者が、今月の24日、25日の二日間にかけ、ベトナム最大の都市・ホーチミン市で開催されたシンポジウムで投資家の人数の急増を明らかにしました

ベトナム国内には、ビットコインを取り扱う取引所は12か所程存在します。これらは「無認可」で運営しているといいます。しかし、なんとベトナムにおける仮想通貨ビットコイン投資家の、取引量は東南アジアで上位3カ国にランクインしているといいます。

先月ベトナム、ハノイ産業貿易局は「オンライン商取引」における決済に仮想通貨を利用することを禁止する方向性を発表しました。

ICOを利用した約700億円もの資金を調達

この措置の背景には、ベトナムでは昨年の後半から2018年の初頭にかけて、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)を利用した巨額の詐欺事件が発生しました。これは、ホーチミン市を拠点とするモダン・テック社(Modern Tech)という企業が起こした事件です。

「ピンコイン(Pincoin)」や「アイファン(Ifan)」と呼ばれる仮想通貨の「ICO向け」イベントを開きました。過去に、開催された他の仮想通貨のICO後の価格上昇するなどとし、3万人を超える投資家から約700億円(15兆ドン)もの資金を調達したといいます。

仮想通貨市場における世界最大の詐欺事件?

しかしその後、出資した投資家に現金の払い出しがされなかったのです。この事件を受け、ベトナムでは、仮想通貨に対する規制が動きが強くなっています。今年の1月、日本の大手仮想通貨取引所「Coincheck(コインチェック)」が580億円相当の盗難事件がありましたが、このベトナムの事件が被害者の主張が正しいとすれば、仮想通貨市場における世界最大の詐欺事件となります。

まとめ

かつて「仮想通貨大国」とされいた、中国では現在ICOを完全に規制をしています。ICO自体は、非常に画期的なシステムですが、初めから詐欺目的の悪質なICO案件も存在するのは事実です。今回のベトナムの事件を受け、世間ではさらに「仮想通貨関連は怪しいもの」という認識を植え付けたに違いありません。現に在ホーチミン日本国総領事館も、ベトナム国内での仮想通貨について注意喚起をしています。仮想通貨やICOを利用をする際は正しい情報と知識を身につけてからにするべきだと言えます。

ベトナムで仮想通貨史上最高額の詐欺疑惑!仮想通貨が使用禁止に!

2018.04.18