中国のソーシャルネットワークサイト「天涯社区(Tianya Club)」が、サイト内のブロックチェーンをベースとした独自トークンの発行を検討していることが明らかになりました。
しかし、中国では規制が厳しいため取引が可能なアルトコインにあることは難しいでしょう。
仮想通貨とは異なる天涯ダイアモンドトークン
天涯は一種のリワードシステムとして900億枚の天涯トークン(TYT)を機能し、仮想通貨とは異なって既存の天涯ダイアモンドトークンと並行して運用されるとしています。
ユーザーが天涯ダイアモンドを、ある基準を満たす量を所持していれば、天涯トークンを受け取ることが可能となります。会員に供給される計80%の天涯トークンが分配され、残りの20%は必要な運営費に使われるようです。
同プラットフォームでは半年という時間を消費して調査と設計を行い、ユーザーとの意見交換を幾度も重ねた結果、ブロックチェーンを基盤とした天涯サブシステムが形になり、一般向けに8月8日にリリースされると発表しています。
リリースは中国で行われる
天涯トークンは、同プラットフォームが天涯コミュニティーのエコシステムを再構築するために、ブロックチェーン技術に基づいたブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズム、共同構築、分散化といった精神を忠実に守った結果だとしています。
天涯トークンの技術的な仕様について公開はされていませんが、今回のリリースではICOの禁止が続く中国で行われます。そのため、天涯トークンはある種のステータスとして使われる以外に、取引が可能なアルトコインとして機能することはないとされています。
まとめ
中国で上位25のウェブサイトの1つであるソーシャルネットワークの天涯社区が、サイト内で利用できるブロックチェーンベースの独自トークンを検討していることが発表されました。900億枚の天涯トークンは一種のリワードシステムとして機能するようで、天涯ダイアモンドトークンとして運用されます。規制が厳しい中国となると、取引可能なアルトコインにあることは難しそうですが、今後どうなるのでしょうか。