仮想通貨の取引専用アプリを提供するTaylor社 1億6千万円相当の被害

仮想通貨の取引専用のアプリケーションを運営する「Taylor(テイラー)」がハッキング被害に遭い、約150万ドル(1億6千万円相当)にあたる、2578ETH(イーサ)が盗まれたことを、同社のブログにより明らかになりました。

Taylor(テイラー)社1億6千万円相当のイーサを失う

同ブログによると、Taylor社は2578ETH(イーサ)約150万ドル(1億6千万円相当)だけではなく、自社が発行する「TAYトークン」も盗まれたそうです。ただし、資金の一部は盗まれることはなく、これらの資金は、Founders(ファウンダー)、Advisors(アドバイザープール)に保管されていて、てロックされていたため無事だったといいます。

「専門知識がなくて利益を上げる」がコンセプト

Taylorは「シグナルサービス」と「トレーディング機能」を兼ね備えた、モバイルアプリを提供していて、仮想通貨取引アシスタント「Taylor」を開発しました。

ETHなどの仮想通貨の取引に慣れていない初心者の方でも、日々利益を上げることができ、またスムーズにトレードが出来ることを目指すプロジェクトなのです。

7%もの「TAYトークン」を所有しているハッカー

5月23日に更新されたTaylor社のブログによると、依然として詳細は明らかになっていないといいます。ハッキングした者は、デバイスの一つに侵入することで、1パスワードファイルの一つを操作したそうです。

また、ハッカーは全体の供給量の7%もの「TAYトークン」を所有しているとして、これの対応策として、同社は新たなトークンを発行することで、これまでトークンと交換を行うことを考えているようです。

今回のハッキング事件を受け、Taylor社は次のように述べています。

「われわれは、この不運な事件を克服して、さらに大きく強く成長するため最善を尽くす所存であり、そのため皆の支援はTaylorの成功にとってこの上なく重要となる」「今回の事件が正規のトークン保有者1人1人にもたらす影響を抑える方法を見出すため、努力を惜しまないことを保証する」

まとめ

Taylor社がトークンセールを開始したのは今年の2月です。まだまだ新興企業といえるTaylor社にとって今回のハッキング事件は大きな痛手となったことでしょう。同社のプロジェクトは今回の攻撃によって台無しになったと言っても過言ではありません。日本で起きた巨額のハッキング被害「コインチェック事件」により盗まれた仮想通貨NEMは、別の通貨に交換されたとして、戻ってくることはなかったとされています。今後の対応がTaylor社の命運を分けることでしょう。

匿名性仮想通貨ヴァージ(Verge) 先月に続き2回目のハッキング被害

2018.05.24