世界で相次ぐ「異常気象」 仮想通貨のマイニングに影響を与える?

平成に入って以降、最悪の豪雨災害となってしまった西日本は甚大な被害となり、現在でも復旧作業が続いています。日本以外でも、ヨーロッパの熱波、中国四川省での大洪水など相次いで世界中で「異常気象」が起きています。このような異常気象が仮想通貨の「マイニングのハッシュレート(採掘速度)」を低下させているといいます。

異常気象が「マイニングのハッシュレート(採掘速度)」を低下させている?

アメリカ「Morgan Stanley(モルガン・スタンレー)」のアナリストによると、6月に起きた中国四川省での大洪水が、仮想通貨のマイニング(採掘)活動の10%前後の影響を与えたとしています。

「中国のマイナーは世界のビットコインやその他主要仮想通貨の50~70%を生成していることを考えると、今回の件でマイニング業界の脆弱性が露呈しただろう」

と、マイニング大国と呼ばれる中国に、マイニング業者が集中しているリスクを指摘しています。

四川省で起きた「洪水災害」が仮想通貨マイニングに影響か

このように、数万台ものマイニングマシンが修復不可能となった、中国四川省で起きた「洪水災害」が原因で、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)のハッシュレート(採掘速度)が低下した、という見方が広がっています。

しかし原因はそれだけではないという声も挙がっています。

分散型アプリケーション「DApp(Decentralized Applications)」のプラットフォームを運営するCentralityの創設者のひとりマクドナルド氏は、複数の要因が重なったからだと主張しています。

「四川省での洪水に加え、1週間続いたヨーロッパでの熱波やマイナーの利益を損ねたビットコイン価格の低下が組み合わさったため、マイニングのハッシュレートが低下した」

と推測しています。

まとめ

寒冷な気温かつ安価な電気代を活かしマイニング企業が集中する中国の首都・北京では、マイニングにより消費する膨大な電力に悩まされているといいます。2018年末にはビットコインのマイニングに使われる「世界の消費量の0.5%を占める可能性がある」という指摘もあるほどです。さらに世界中で相次いでいる異常気象。今後仮想通貨マイニング、ひいては市場全体に大きな影響を与えるのでしょうか。

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2018.07.09