日本国内外問わず仮想通貨が世界に在り続ける限りハッキングは無くならない?

仮想通貨を狙ったハッキングによる盗難事件は、日本だけでなくあらゆる場所で起きています。2018年6月だけで、韓国にある2つの取引所が10日ほどの感覚を開けてハッキング被害に遭っています。

ハッキング事件が起きれば、数十億を超える仮想通貨が盗まれてしまいます。このようなハッキング事件は、仮想通貨が存在する限り無くなることはないのでしょうか。

日本中を震撼させた2つのハッキング事件

日本でも2018年入ってすぐにコインチェックから500億円以上の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出となりましたが、仮想通貨取引所に対して金融庁が規制を大幅に強化したことにより、その後はハッキング事件の報道はありませんでした。

しかし、日本におけるハッキング事件でコインチェックでの出来事よりも、さらに大規模な事件が起きています。かつて、ほぼビットコインのみの取引で世界に名を広め、日本でも最大級と言われた取引所マウントゴックスで、億を超えるほどの被害が出ており2014年初頭に倒産しています。

「仮想通貨の最大の事件」5選!不正流出・盗難事件・被害総額は?

2018.04.16

海外での大規模な仮想通貨のハッキング事件

世界で起きているハッキングの画像

マウントゴックス事件からコインチェック事件までの4年という期間で、世界各国ではハッキングによる仮想通貨の流出被害が多発していました。

ザ・ダオ(TheDAO)事件

これは2016年6月17日の出来事で、当時の価格で50億円を超えるイーサリアム(ETH)が、ハッカーによって盗まれたという事件です。イーサリアムが分裂して、イーサリアムクラシックが誕生したきっかけでもある事件です。業界全体に波紋を広げ「第2のマウントゴックス事件」とも呼ばれています。

ビットフィネックス(Bitfinex)事件

仮想通貨の取引高が世界でもトップクラスの取引所ビットフィネックス(Bitfinex)では、約12万BTCの盗難事件が起きています。これは日本円にすると70億円を超える規模で、市場はパニックに陥りビットコイン(BTC)の価格が20%も暴落するなど、当時は大混乱になったといいます。

仮想通貨を守るいい方法はないのか?

ビットコインをはじめとする仮想通貨は、世界に誕生してから10年という月日が経っています。2017年は、仮想通貨の年と言ってもいいほど世界的に知名度を上げ大ブームしました。そのため、各国政府や取引所はこれまで以上にハッキング対策を行っています。

しかし、仮想通貨が世界に在り続ける限りハッキングがなくなる可能性は低いとされています。仮想通貨は実際にはない架空のものであり、ネットワーク上でデータとして動いているため、それを保管するには自身のパソコンや取引所のコンピューターといったものが必要になります。

そこで簡単に言ってしまえば、コンピューターをネットワークに接続しなければ、外部からの侵入されるリスクが低くなりハッキングによる危険性も俄然低くなります。ただ、仮想通貨は主に送金や売買目的で利用されるためネットワークが必要になります。ハッカーは、その一瞬のスキを突いて侵入してくるようです。

まとめ

ハッキングは無くなることなく、世界のあらゆる取引所が億を超える規模の被害を受けています。各取引所がハッキングを防ぐために優れたシステムを開発しても、そのシステムを破ろうとする新しいハッカーが現れ、イタチごっこ状態になってしまいます。仮想通貨が持つ性質を考えると、ハッキングというのがこの世界からなくなるというのは今後を考えても難しいままなのでしょうか。

韓国の大手仮想通貨取引所ビッサムがハッキング被害に 30億円を超える仮想通貨盗難事件

2018.06.20