大手決済サービス会社キウィの子会社QBT 仮想通貨投資銀行をロシアに設立

ロシアに拠点を置く大手決済サービス会社「キウィ(Qiwi)」を親会社に持つ「キウィ・ブロックチェーン・テクノロジーズ(QBT)」が、仮想通貨投資銀行「HASH」を設立しました。

QBTが仮想通貨投資銀行を設立

ロシアの報道機関であるコメルサントによれば、古典の設立的な投資銀行モデルに沿って構築されたHASHは、ICOのプラットフォームを提供するとしています。また、同行は資金調達段階において企業をアシストすると、QBTの※CFOを務めるヤコフ・バリンスキー氏が説明しています。

※CFOとは
最高財務責任者を指します。

仮想通貨投資に特化した国際的ファンドを取り込もうという計画をHASHは立てているようで、すでに10社の国際的ファンドと協業し、その中でファンドの売上高はおよそ1億ドル(約111億円)と言われています。

HASHはライセンスの取得後、2019年から仮想通貨の取引サービスを開始するとヤコフ氏は述べています。ロシア政府は、仮想通貨とブロックチェーンに関する規制の法制化を目指しているといいます。

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国内最大となったキウィ

ロシアの国旗とキウィの画像
ロシアのモスクワで2007年に設立されたキウィは、今では国内で大手となるオンライン決済サービスにまで成長しています。主に、ロシアやウクライナ、アメリカ、などその他5カ国で操業しています。同社は、最近行われた顧客確認(KYC)アプリケーション試験に参加した39社のうちの1つでもあります。

QBTはそんなキウィを親会社として持っており、1億ルーブル(日本円で1億8,000万円)の資金で、国内でのブロックチェーン開発を目的に設立されました。

IT教育のスクリーム・スクールと提携しているキウィは、民間のブロックチェーン・アカデミーを開校しています。このアカデミーは、IT専門家がブロックチェーンの原理やITソリューションの開発について学べるコース(1カ月)を提供しています。

ロシアの国立大学がブロックチェーン技術を使用

そんなロシアの国立大学が、卒業記録をブロックチェーン技術で保管することを発表しています。

この措置をとった狙いとして、潜在的な雇用者によるデジタル卒業証書が本物かどうかのチェックを、同大学のウェブサイトで閲覧可能にすることだとしています。

モスクワに拠点を置く国立大学は、ロシアで最も力がある大学として国内で5番目に位置しており、国内初のブロックチェーン技術で暗号化されたデジタル証書を提供する高等教育機関となっています。

まとめ

ロシアの大手決済会社の子会社であるQBTが、HASHという仮想通貨投資銀行を設立しました。QBTは、ブロックチェーン製品の開発を目的に設立されました。ICOのプラットフォームを提供するというHASHは、資金調達段階の企業をサポートするとしています。QBTの今後の動きに世界から注目が集まります。

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