生体認証とブロックチェーンを融合させたクーポン決済システムをKDDIと日立が共同で実証実験

ブロックチェーンと生体認証を融合させたクーポン決済システムの実証実験を行うことを、KDDIと日立が発表したことが明らかになりました。

生体認証によって指の静脈だけで本人確認をし、店舗でクーポンを利用することができます。今回の実証実験でシステムの利便性や課題を洗い出すとしています。

生体認証である指の静脈で本人確認

今回行われる実証実験は、東京の新宿にあるKDDI直営店や高田馬場のミスタードーナツなどで、KDDIと日立の一部社員が2日間かけて指の静脈認証により、ユーザー登録と本人確認を行い、引き換えクーポンを利用するという一連の流れを実験します。

実験の中身としては、まずユーザーがKDDIの直営店で生体認証の情報を登録し、その後にミスタードーナツで指の静脈認証のみの決済を行います。ブロックチェーンにユーザーの利用履歴が記録され、KDDIや店舗はブロックチェーン上で利用履歴を共有することが可能となります。

クーポンの提示が不要に

KDDIによれば、決済時に指をかざすだけで本人確認ができるため、店頭でのクーポンの提示が不要となり、スマートフォンがなくてもクーポンの利用が可能となります。また、記録された利用情報はブロックチェーン上で保存されるため改ざんは困難となります。信頼性が担保された情報を共有できるため、クーポンの利用者数に応じた支払いも高精度に行えるとしています。

実証実験で使われるシステムは、ハイパーレッジャー・ファブリックの環境上に構築されたものです。日立がブロックチェーンと生体認証を組み合わせた技術を開発し、2017年10月に発表されています。秘密鍵として生体情報自動生成できるため、従来のブロックチェーンと異なって秘密鍵の管理が不要になるとしています。

まとめ

KDDIと日立が生体認証とブロックチェーンを組み合わせた、クーポン決済システムの実証実験を行うことを発表しました。KDDIの直営店やミスタードーナツで、指の静脈認証によりユーザー登録と本人確認を行い、クーポンを利用するという決済時のシミュレーションとして、一連の流れを実験するようです。今回の実証実験から目が離せません。

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