シスコイン(SYS)の影響で取引を停止していた仮想通貨取引所バイナンスがサービスを再開

世界最大手の仮想通貨取引所バイナンスはシスコイン(SYS)のブロックチェーン上で不自然な活動を検知し、一時的に取引を停止していました。

しかし、同取引所がサービスを再開したことが明らかになりました。

バイナンスが緊急時用のファンドを設置

多くのユーザーがシスコインのAPIを悪用したことを受けたバイナンスは、取引や入出金、その他のアカウント機能といったサービスを一時的に停止していました。同取引所は、イレギュラーな今回の取引を巻き戻すとしており、シスコインの一挙一動によって被害を受けたユーザーには、2018年7月5日〜14日までの9日間、取引の際の手数料を無料にするとしています。

この期間バイナンスの全てのユーザーは、取引手数料の70%がネイティブトークンであるバイナンスコイン(BNB)で払い戻されるようで、同取引所はこの事件を受けて、同年7月14日からユーザーのための安全資産ファンドを開始することを発表しています。

ファンドに取引手数料で得た収益のうちの10%を入れ、万が一のための対応じに備えるとしています。そして、同ファンドには分離されたコールドウォレットを利用するようです。

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取引量が80%以上も増えたシスコイン(SYS)

シスコイン(SYS)の画像
シスコインのTwitterによると、シスコインのブロックチェーン上で起こったことについて、デベロッパーが調査を行っていたようで、バイナンスに調査が終わるまで一時的に取引を停止するよう要請したといいます。

そして、正常ではない取引やブロックチェーン場の活動にも関わらず、シスコインのブロックチェーンは安全と判断し、同コインの取引を再開するよう呼びかけていたとしています。

詳しいことは明らかになっていませんが、シスコインの取引量は87%も増え、バイナンスで最も取引高の多いコインとなりました。

2018年のバイナンスの純利益は10億ドルの見込み

そんなバイナンスは、2018年の純利益が最大で10億ドル(日本円で約1,100億円)に及ぶとみているようです。CEOでありCZと呼ばれるジャオ・チャンポン氏は、業績の見通しを示すことによって仮想通貨取引所の成功が、マーケットに依存しているという見方を指定しています。

好業績な背景があるバイナンスは、積極的に世界展開を進めています。2018年に入ってからマルタに移転し、ウガンダやバミューダでもサービスを展開しています。現在、同取引所のユーザー数は約1,000万人に達しているようです。

また、世界展開への動きを見せているのはバイナンスだけではなく、大手の取引所であるフォビやコインベースなども、新たな地域への進出を見せています。オーストラリアでサービスを開始したフォビは、2018年第3四半期からロンドンでのサービス開始も計画しているようです。コインベースは、日本への進出を表明しています。三菱UFJフィナンシャル・グループと提携し、日本市場を開拓するとしています。

まとめ

シスコインによってサービスが一時的に停止されていた仮想通貨取引所のバイナンスが、デベロッパーが調査を行った結果、シスコインのブロックチェーンは安全と判断され、サービスが再開となりました。現在、バイナンスには1,000万人というユーザーがおり、仮想通貨の取引高が世界でもトップです。世界へ展開するためにマルタや、ウガンダ、バミューダ、さらに日本にも進出予定となっているバイナンスから目が離せません。

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